行列のできるアイドル 安田章大さんのことを知ってほしい

人気番組のひしめく日曜21時に「行列のできる法律相談所」を視聴していたあなたはとても運がいい。あのマツコ・デラックスが絶賛していた関ジャニ∞安田章大について、少しでも気にかけてくれたのだろうか。そしてツイッターで検索でもしてくれたのだろうか。ありがとうございます。両親でもマネージャーでもない、ただのしがないキモオタクにいきなり礼を言われても困るだろうけど、安田さんを気にしてもらえたことが本当に本当にうれしいのです。ありがとうございます。ありがとうございます。
ひょっとしたら安田さんのファンしかこれを読まないかもしれない。でも放送を遅れて見た誰かにそのうち届けばいいなと思う。今日からすぐファンになれだとかそんな怖いことは言いたくない。なんとなく読んでもらって、次に見かけたときはなんとなく安田という人を思い出して、そっと推してくれたらうれしい。そのためにも本記事では、短時間で伝えきれなかった安田章大の魅力と才能について、オタク特有の早口で語っていこうと思う。途中で唾とか飛んだらごめんね。ティッシュはそこにあるから。

 

取り急ぎ、まずはトイレでの《癖》について。これはもう変わり者としか表現しようがなく、かばう言葉とかは特に思いつかない。彼はガチで鍵をかけない人だ。全国区の人気番組でフィーチャーされる千載一遇の機会、なぜよりによってこのネタなのか……というもどかしさと、そんなところが安田さんらしいなという微笑ましさの板挟み。しかし今まで彼の生態そのものがほとんど知られていなかったので、とりあえず「ニコニコ笑ってるけど変なやつ」と認識してもらえたなら、正直わたしはそれだけでもうれしい。彼の不思議な生態をもっと知りたくなった場合は『櫻井・有吉アブナイ夜会*1』や『メレンゲの気持ち*2』の安田さん登場回を見ていただくのがおすすめだ。

ちなみに、安田さんも相当な変人だが、関ジャニ∞もたいがい変人の集まりである。トイレで大をしているメンバーに「うんこ見せて!」と声をかける錦戸亮さん、それに対し「ええで!」と快諾する村上信五さん*3などを擁するグループなので、安田さんものびのびとやれている。このような逸話は「関ジャニ∞ エピソード」とかでググっていただければ無限に出てくるので、本記事では割愛する。

 

そして登場時のビジュアルについて。治安の悪い色つきメガネをかけた治安の悪いモヒカンパーマ姿はどうみても一般ウケしにくいし、世間のイメージする「ジャニーズ的」なルックスとは程遠いかもしれない。せっかく出演したのにとんでもないチンピラだと思われてはかなわないので、念のため釈明させていただきたい。
今年の7月にも報道があったとおり、ああ見えて安田さんは2017年春に脳の腫瘍を摘出したばかりである。その後遺症なのかどうか定かではないが、強い光に対して目が弱くなってしまった(本人談)。そうした背景から、最近は目の保護のために色つきメガネをかけて活動することが多い。見た目はチンピラだけど決して危ない人とか怖い人ではないので警戒しないでほしい。放送を見ていただいてのとおり物腰は非常に柔らかく、メガネの奥に隠れた瞳はキラキラとして表情豊か。彼はもちろん他の関ジャニ∞のメンバーも普段からよく笑うので、年々深まる目尻の笑い皺がかわいらしい。

あの強烈なモヒカンの意図は明らかにされていない。しかしあんなふうに手術痕*4を晒すことは、誰にでも真似できるものではない。痛々しい様子でかわいそがられようとするわけでも、自ら病気の件をほじくり返すでもなく、のほほんと幸せそうに笑っている。わたしはあの傷跡を見るたび、彼は生き延びたんだなぁとその強さを感慨深く思う。
まあ、今はあんな感じだけど安田さんの髪型は大胆かつ頻繁に変わりやすい。髪色もコロコロ変わるし、実際昨年の今頃は#0000FFみたいな青色だった。今のモヒカンスタイルもそう遠くないうちに終わるはずなので、髪型だけで彼を覚えるのはあまりおすすめできない。普段から彼を追っていないと、髪型が変わった途端いきなり識別が難しくなるからだ。基本的には上述のメガネ姿を目印に探していただくか、またはメンバー内で一番小柄なのをヒントにしてもらえると分かりやすい。関ジャニ∞だけで演奏するときはいつも錦戸さんの右側でギターを弾いているのが彼である。

 

さて、マツコさんが絶賛していた彼の歌唱力についてもここで触れておきたい。あまり知られていないけれど安田さんは昔から上手に歌える人だ。いつもはメインボーカルの渋谷すばるさんや錦戸さんのコーラスとしての活躍が多いが、実は安田さんもメインで十分に戦える実力がある。早口オタクとしては昨年出たシングル『応答セヨ』の通常盤収録曲・Street Bluesをぜひ聴いていただきたいところ……とはいえ、いきなり円盤を買うのはハードルが高い。そこで、テレビ朝日関ジャム 完全燃SHOW*5』で披露されたセッションの中から、安田さんの歌唱力が特に際立っているものをわたしの独断で選出してみる。なんとかこれを見ていただいて、もしハマったらぜひ円盤にも手を伸ばしてみてほしい。

1. Sailing my life 2018年10月7日放送
2. ハピネス/AI 2018年4月22日放送
3. 奏/スキマスイッチ 2017年2月19日放送
4. 冬がはじまるよ/槇原敬之 2016年12月4日放送
5. さくら(独唱)/森山直太朗 2016年3月27日放送

上から新しい順に並べてみた。2017年夏以前とそれ以降で比べると、安田さんの歌唱力・表現力はぐんと向上している(と偉そうにも個人的にはそう思う)。放送内でも触れられていた昨年の舞台『俺節*6』の主演をつとめてからは、歌詞の世界観をより丁寧・正確に表現するスタイルに変化した印象だ。

特に『Sailing my life』はハモり職人としての高い経験値が生かされており、声質の異なる錦戸さんとの相性がぴったり*7。かつて渋谷さんの主旋律に合わせるために磨いたビブラートも、ソロパートで心地よく響いている。次に『ハピネス』は、Goose Houseやゴスペルチームなど大勢のコーラス隊を従えてのメインボーカル回。堂々とした声の伸びが印象的で、多幸感あふれる圧巻のパフォーマンスだが、安田さん本人は後に「自身が課題としている所まで達せていない」と分析していた。オタクのわたしは手放しで感動してしまったのに、本人の課題意識はそんな低い次元にないことが伺える1曲。
冬がはじまるよ』『さくら(独唱)』は、それぞれ本家の声の特徴を丁寧にリスペクトした秀逸なセッション。その他にもモーニング娘。さんとのフォーメーションダンスが見所の『What is LOVE?』や、安田さんが作詞作曲をつとめた『JAM LADY』と『Black of night』もぜひ時間があれば見ていただきたい。

 

そう、安田さんはただ歌えるだけでなく曲を生み出せるアイドルなのだ。グループ内コンポーザーとしてはもう15年近いキャリアを持っており、名曲から迷曲まで、制作楽曲数はメンバーの中でも最多。最近は年1〜2曲ぐらいのペースでアルバムやシングルに収録されている。メンバーとの共作も多く、最新シングル『ここに』カップリング・All you need is laughは錦戸さんとのコラボによって誕生した。ちなみについ先日は、関ジャニ∞の後輩にあたる関西ジャニーズJr.にも楽曲を提供したばかりだ*8

安田さんの作る曲がどんな感じだか知りたくなったら、まずは手始めにアルバム『ジャム』の通常盤*9を押さえておくのがよい。ジャムには安田さん制作曲が2つ、錦戸さん・渋谷さんの制作曲がそれぞれ1つずつ収録されているので、メンバーの世界観との聴き比べも楽しめる。それ以外の楽曲は『関ジャム』常連の豪華アーティストたちによる提供楽曲なので、関ジャニ∞に詳しくない方でも持て余さず隅々まで堪能できると思う。ここまでがっつりダイマをしておいて今さら言うのも辛いけど、不便なことにジャニーズはiTunesApple musicなどでの楽曲配信に対応していない。したがって聴きたいときは最寄りのTSUTAYAでレンタルするか、円盤を購入していただくしかない。もし身近に関ジャニ∞のオタクがいれば声をかけるのも手だ。きっと勝手におすすめをアレコレ見繕ってくれると思うので…。

 

わたしが思う安田さんの隠された魅力と才能について、ここまで一気に語ってきたが、いったい誰がついてきてくれたんだろう…。来年でデビュー15年目をむかえる関ジャニ∞は、紆余曲折を経ながらも、芸能界ではまあまあのポジションを獲得しつつある。その一方で、安田さんが単体で注目される機会は意外とほとんど無かった。関ジャムのおかげで認知度はじわっと上がってきたけど今も「あと一人誰だっけ?」とか割としょっちゅう言われるし、悲しいかなそういうのも全然慣れっこだったりする。番組サイドが何かと村上さんを引き合いに出して貶めるのは解せなかったけど、安田さん自体あんまり前に出ていく性格じゃないことは事実で、さっきも気ぃつかって「ケーシーさんがよかったですよね?」とか言っちゃったりする。安田さんってそういうとこあるんですよ。動物が好きでアートが好きで歌がうまくてお芝居も命がけでがんばってる、そんな彼の良さが早く世間に伝わってほしくて、でも本当の良さはファンだけが知ってればいいよね…とか思ったりして。わたしなんか「安田担5億人増えた!!!」とかすぐ言っちゃうけど、実際あの放送をきっかけにファン増えちゃったりしたら普通にうろたえる自信がある。

それでも、世界一の自担があんなふうに才能を認められて注目をあびるのは、自分のことのようにくすぐったくて、心の底からうれしい。いいかげん夜も遅いのに浮き足立ってしまう。そろそろ感極まって収拾がつかなくなってきたので筆を置くけど、関ジャニ∞安田章大さんはすごい人なので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

*1:2015年2月26日放送

*2:2017年3月18日放送

*3:断じて“フリ”ではない

*4:両サイドの刈り上げ部分にあるオシャレっぽいライン

*5:毎週日曜23:10〜

*6:土田世紀原作。劇中で演歌など十数曲を披露するシーンがある

*7:2人は同学年なのでファンからは双子として扱われている。通称ヤンマー

*8:安田さん作曲、大倉忠義さん作詞『My Dreams』

*9:映像で見たい場合はライブDVD『ジャム』がおすすめ

GR8EST 8/24を観てきた(ネタバレ満載)

日没を待たずに空の色は淀み、西に近づくにつれて新幹線は徐行運転をくりかえしはじめた。本来の“2日目”に向けて新大阪行き《ひかり》に揺られながら、このあまりの不運続きに「こんなことある?」と小さく声に出してしまった。それでなくとも今回のツアーといったら諸事情にも諸事情が重なっているというのに、札幌の濃霧、名古屋の猛暑ときて今度は大阪の台風直撃だ。キングボンビーでも取り憑いたのだろうか。そのくせ大阪に着いてみるとまだちっとも雨は降っておらず、やり場のない怒りがムカムカとこみ上げた。

前説芸人みたいな名前の台風が過ぎ去った8月24日(金)、大阪公演2日目。公共交通機関の運休との兼ね合いにより前日公演は中止が発表され、この日が実質の大阪1日目となった。本来の1日目に入る予定だった方をタイムラインで何人も見かけたが、正直に打ち明けると、部外者のわたしがリプで投げかけるような言葉がなかなか思い浮かばなかった。これが自分自身なら何を言われても間違いなく(明日入れる人間に何を言われてもさあ…)とやさぐれてしまう。それでもぐしゃぐしゃとまとまらない気持ちのままあえて書くが、全員そう遠くないうちに絶対にいい思いをしてほしいと願うほかにない。*1

 

そういう複雑な思いを抱えながら、GR8ESTの個人的初日は幕を開けた。ここからはセトリに沿って現場で感じたことを述べていこうと思う。タイトルのとおり思いっきりネタバレしていますので、以下よしなに自衛してください。

 

 

*1:と言ってるうちに振替公演が決定した。エイトもスタッフも仕事が早い…! 一人でも多くの方が参加できますように!

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私のスーパースター

自担に関する「何らかの報せ」が飛び込んできたのは、7月2日の20時を少し過ぎたころ。わたしはちょうどターミナル駅のホームに立っていた。

ファンクラブメール*1が届くより先にTwitterのタイムラインがにわかにざわつき、一体何のことかもわからないまま慌ててファンクラブページを開く。4月のあの日と同じような想像が一瞬だけ頭をよぎり、しかしあの時よりは比較的落ち着きのあるタイムラインの空気だけを心の頼りに、動画の再生ボタンを震える手で押した。

少し緊張ぎみに、いつものそわそわした表情で前列の真ん中に腰かけている安田章大さん。わたしの大好きな大好きなアイドルで、人生最後の自担。そんな彼の口から飛び出したのは、ファンの予想を大きく超えた「脳の腫瘍」という衝撃的すぎるワードだった。

話すのも書くのもどちらかというと下手っぴな彼は、時々「えーっと」とか「うーん」などと言葉をつまらせながら、一瞬にして凍りついてしまったファンの心を一生懸命解きほぐすかのように、一からゆっくりと事情を説明してくれた。こんなときでさえ口下手で不器用でかわいいなぁって不覚にもほほえましく思ってしまう。黒髪のゆるっとしたパーマを冬からずっと待ち望んでいた。彼がこんなふうにこっちに向かって話しかけてくれるのだって、思えばずいぶん久しぶりのことだった。

 

安田さんに「やさしい」という言葉を使うのには少しためらうことがある。でもわたしのボキャブラリーではそれ以上にふさわしい表現が見つからないので、仕方なしに時々「やさしい」に頼ってきたんだけど、今夜はぴったりの言葉をやっと見つけたような気がした。シンプルに「強い」。安田さんは強い。ほわんとしていて柔らかで、強くて美しいアイドルだと思う。強いから周りを心配させたがらないし、隠しておきたいことは完璧に隠し通してくれる。たまたまタイミング的に隠しきれなかった今回に限らず、いつだってそうだ。感情や体調をパフォーマンスに一切影響させない。1年以上もリアルに傷跡隠して微笑んでいただなんて誰が予見できただろう。嘘を言わない安田さんの強さが誇らしいし、本当のことを言ってくれなかった安田さんの強さがちょっとだけ憎い。しょせんオタクごときに何ができるわけでもないのにねえ。

今回の公表はそんな彼の意思に基づくものなので、過去の番組欠席や彼を含むメンバーの言動を深読みしたり、今回 彼が発した言葉と結びつけたりすることは、おそらく「消耗する」以上の効果はないだろうと思う。そんな大病をしたのにあの舞台を…!と考えることも個人的にはできるだけ避けていきたい。人にそう思わせないためにあえて黙っていたのであれば、完結した作品に特別な意味を後付けすることはしたくない。今からそれをし始めると、何も知らずのんきに楽しんでいた自分を許せず、作品を純粋に思い返せなくなりそうで、それもまた嫌なのだ。

 

文字通り命をかけて、わたしたちのためにステージに立つ自担に向かって「無理しないで」とはなかなか言いにくいものがある。でもあえて言う。無理すな、無理すなよ。

だってあなたはアイドル以前に一人の人間だ。気が向いたときには海にもぐってほしいし、好みの調合でカレーを煮込んだりしてほしい。犬と遊んだり金魚を眺めたり、たばこを吸ってお酒も飲んで、嫁や子どもがほしいならぜひ作ってほしい。「アイドルでいること」と「人間らしく生きること」を秤にかけるときがきたら迷わず後者を選んでほしい。すばるくんのことがあった今だからわかるけど、本当はこんなの強がりだしただの机上の空論だ。でもしょうがないじゃん。無理して元気に生きられなくなるよりは無理しないほうがずっといい。だから無理すなよ!って何度でも言いたい。

 

ねえ安田くん、黙っておきたいことはこれからも喋らなくていいし、喋りたくなったら喋ってくれればそれでいいよ。こっちもなるべく鈍感でいられるよう努めるから。今回だってこんなふうに弱ったところ見せるのが不本意だからああして何度も何度も謝ったんだろうけど、ほんとは謝る必要だってこれっぽっちもないんだよ。安田くんのこと弱いだとか情けないだとか1mmも思ってない。誇りだよ。聞いたときはもちろんメチャクチャにつらかったけど、それと同じぐらい安田担でよかったなって思ったよ。ねえ、安田くんという天才アイドルを見つけた自分マジ見る目ありすぎでは? ハァ~~~ 安田くん好きだよ~~~!

今はさすがにつらいけど、なんとか大丈夫だし、ずっと大好きでいるからゆっくり治してね。ちょっとぐらいレギュラー番組休んだからって置いてけぼりにしないよ。ずっと安田くんのこと大好きでいるよ。あとこんなときにまで「喋りすぎたかな?」なんて心配しないでもらっていいですか。あなたの言葉からでしか受け止められないことって結構たくさんあるんだよ。だから、重い口を開いてくれてありがとうね。どうかお大事に。

最後に、こんなときにこそメンバーみんなが一緒にいてくれるから、わたしは関ジャニ∞がどうしようもなく好きなんだなぁと思いました。すばるくんは元気かなあ。

*1:結局1時間以上も遅れて届いた

Sexy ZoneのライブDVD「STAGE」を見た話

すべてのはじまりはこちらのツイートでした。

電車の中でメイク動画を見ながら(ゆうこすってケンティーに似てるな…)などと思ったことがきっかけで上のようなつぶやきをしました。軽率かよ。せめてケンティーを見ながら言えよって話ですが、しかしそんなわたしのタイムラインにもすでに大勢の有識者がおり、

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ものの数時間で届いた数々のリプ。示し合わせたかのように*1沼の底から手招きをしてくる者たち。なんだ特殊訓練でも受けてるのか? 恐ろしいことですが偶然にも時を同じくして同僚ジャニオタや学生時代の知人からも熱いダイマを受け、図らずも「時は満ちた」という状態まで持っていかれました。とはいえこの時点ではまだ関ジャニ∞のツアー当落を控えており、ゲン担ぎの意味も込めて他グループのグッズ購入は控えたのですが、無事に希望の公演がとれたため満を持して週末にライブDVD『STAGE』を購入しました。ヨッシャ買うぞ~!という気合いが冷めないうちに届き、後悔する暇もなく映像にありつけたので、プライム会員でよかったな…と改めて実感した次第。以下、DVDを見ての感想です。

 

※ 知識のない他グループ担による無邪気な感想です! エイトさんと比較してどっちがどうだとか言うつもりは一切ありません。万が一ご気分を害された方は申し訳ありませんが、ウィンドウをそっ閉じのほどよろしくお願いいたします!

 

1. こいつら全力だ

ジャニーズのコンサートは2時間半~3時間に及ぶ長丁場。にもかかわらずSexy Zoneは序盤から踊る踊る、魅せる魅せる。体力温存という概念はないのか?という勢いで来る。パフォーマンス全体のそろそろ4~5割ほどを楽器演奏で占めつつある関ジャニおじさんたちにすっかり慣れていたので、そっかジャニーズって基本踊るものなのか…と当たり前の事実にしみじみ驚かされるなどしました。そりゃそうだ…まだ20代前半だもんな…。

彼らはダンスだけでなく表情や仕草にも全力。お手振り・カメラ目線・流し目・ウィンク・ぶりっこ・決めゼリフ、もうすべてにおいて一切の照れが無い。なんなら全員やりすぎである。しかし花道をあえて設けなかったというある意味シンプルすぎる今回のステージにおいては、もはや若干こっちが引くぐらいの強気で来てくれたほうが、きっと遠くの人も置いてけぼりにならずに済むだろうなと思った。

2. 会場の多幸感が異常

もしもこの世に神様がいて、理想のアイドルグループを作り上げるとしたらきっとそれはSexy Zoneになるのかもしれない。そんなことを思いながら序盤の「High!! High!! People」という曲を見ていた。彼らもまた距離感がおかしい系のジャニーズであり、頼まれてもいないのに事あるごとにワチャワチャしてくる。そしてその光景を見ている会場は常に多幸感で包まれている。DISC1の再生開始から早12分、この時点で何かもう壮大な夢を見ているような気分に陥っていた。

エイトさんを見ているときのわたしは「こんなかっこいい人たちが現実に生きているんだ…」と「この人たちはこんなにも現実的で泥くさいのにアイドルなんだ…」という相反する2つの感動を抱くことが多いのだが、一方でSexy Zoneさんを見ているときのわたしは、現実など割とどうでもよくなっていることに気づく。そこにあるのはただただポップでキュートで幸せな夢の時間。ジャニーズという魔法にかけられた男の子たちがひたすらキラキラとした鱗粉をふりまいている。あんなにも綺麗な汗ははじめて見た。たぶんあれは汗というかレモンのシロップか何かだ。

3. 次世代アイドル

「私のオキテ」という曲でわたしの中に眠るおじさんが目を覚ました。スクリーン越しの生着替え、からの女装。キャンジャニちゃんより一回り若いピッチピチの肌を存分に生かしたセクシーガールズのお出ましである。おい!こんなのもできるのかよ聞いてねえぞ! 美しく伸びた10本の御御足もさることながら、その歌詞が凄まじい。

一度にたくさん言われても 頭になんか入らない
シンプルに一つだけ 愛だけを叫べよ
ブスって言ったら殺すから 目力だけは負けない
私のオキテに背いたら オカワリはあげない

強い。目眩がしてくる*2。しかしこれを歌えるだけの自信に満ちた顔面とパフォーマンスが彼らにはある。女装で出てきたことを誰一人恥ずかしがりもせず、ネタに走るわけでもない。男性のはずなのにあくまでも女性の先頭集団を爆走しているのだ。かっけぇ…!

また、SNOW(のようなもの)を取り入れたり、椅子やレーザーを効果的に使用したりと、他担としては初めての目新しい演出がてんこ盛りなのも印象的だった。やはりドームを動かすグループとはスケール感が異なるのだけれども、そこに安っぽさは1mmもない。最後の1秒まで工夫の凝らされた演出と、アイドル本人たちの徹底したサービス精神によって、ドーム級のライブにも劣らない満足感に仕上がっている。

4. メンバー個々の印象がよい

中島健人さん

抜群の顔面・スタイル・破壊力でもって数多のファンを撃ち抜いて回る恐ろしいアイドル兵器。こっちはもうとっくに白旗あげているのに全く攻撃の手をゆるめてきやしない。ソロ曲として「Hey!! Summer Honey」という曲が収録されていて、冒頭からいきなり「俺様に蜜を吸われる準備はできてるか!」とか煽ってくる。おいマジか…と思ったが中島健人さんならアリだと思っちゃうからもう手遅れである。曲中、青のペンライトの中をトロッコに乗って駆け抜けていくのだが*3、蜜を吸いに行く、と言いながらむしろ観客に好きなだけ自分を吸わせてあげているようにしか見えなかった。誰も勝てないレベルの懐の深さ、献身的なまでのアイドル性。決して泣くような場面じゃないのにちょっと泣きそうになった。
あと彼がピアノ弾けるってどうして誰も教えてくれなかったんですか? 公式が設定過多すぎて途中で何だかおもしろくなってきてしまった。

菊池風磨さん

最初は正直(歌のクセがすごいんじゃ…!)と思って見ていた菊池風磨さん。彼が過去に赤西さんの「PINKY」をカバーしたことは知っていたけど、今回のソロ曲もおそらく彼の影響を強く受けていることがなんとなく伝わった。“っぽさ”は真似すれば誰でも出せるけど、自分のパフォーマンスに落とし込んだ上でリスペクトを表現するのは難しい作業だと思うので、それを器用にできているのがすっげえ~!と思いました。
そもそも割とよく喋るタイプだということをほとんど知らなかったので(なんか斜に構えてそうなイメージを勝手に抱いていた)MCガンガン回してくのを見て驚いた。ワードセンスが鬼すぎるし「となるとダック」って何? その言葉どっから出てくんの? マリウスちゃんを尋問にかけて理路整然と自供に追い込んでいく姿が大変ドSで良かったです。あっあと濡れたら変化する髪色がメルちゃんっぽくてかわいい(?)

佐藤勝利さん

全ジャニーズの平均をとったら彼になりそうだと思うぐらい顔の完成度が恐ろしく高く隙がない。個性の塊としか思えない中島さん・菊池さんの両名とは違い、何かものすごく強い仕草とかキレッキレの動きを繰り広げていくタイプではないように見受けられたが、そのかわり神に選ばれし「正統派」の存在感で勝負している感があり、非常に痛快だった。彼以外の4人も、違う世界線に生きていればそれぞれセンターとして活躍するにふさわしいレベルの華を持っていると思うのだけど、なんせここは彼がいる世界なので彼以外にセンターはありえないだろう。なるほどこれが圧倒的センターというやつか!
そんな圧倒的センターの彼は、裏での挨拶が超絶キチッとしているのも個人的に花丸だった。タレントによくあるオザースとかヨロシャースの類じゃなくて、ちゃんと「よろしくおねがいします!」と言っている。バックで踊る子たちにも敬意をもって接しているのが伝わってきた。人を教科書に例えるとあまりいい響きには聞こえないかもしれないけど、彼はいい意味の教科書的存在。何度も「100点満点だ……」と思いました。

松島聡さん

ダンスのキレが凄い。誰よりも高く誰よりも低く、とにかく大きく動くその姿はいつかカウコンで見た「上海慕情」の安田さんを思い起こさせるものだった。毛先から指先までとにかく全身全霊で踊っている。最高である。
また、比較的身長の高いメンバーが揃うSexy Zoneにおいてやや小柄な彼は、こちらが驚くほどあざとい表情を見せてくる。“カワイイ”の何たるかを研究しつくしたと思われる佇まい、天使のスマイル。若い男性アイドルの極める“カワイイ”は、ほとんどの場合いずれ歪みが生じてしまいがちな茨の道だと思う。おそらく分かっていてもあえてその道をひた走る姿には、生き残りに必死だった10年前の安田さんをどうしても重ねてしまい、これがどうしてむせび泣かずにはいられようか…という気持ちに。何から何まで自担と重ねてしまい申し訳ない。最後に教えてほしいんですが鼻の下に指一本置くポーズは何かお決まりのアレなんでしょうか? とってもかわいかったです。

マリウス葉さん

彼はドイツ語と英語が堪能だということはなんとなく知っていたが、その能力を正しく有効に生かせる場がちゃんとあることにいたく感動した。せいぜい一昔前の少クラのように「ワッサー!!ワッサー!!」などと早口で盛り上げ、誰も聴き取れないそれを受け流しながら自担の紹介を待つ…ぐらいのイメージでいたのだけど、マリウス葉さんの場合そんなことはしない。モニターにわかりやすい字幕がついているのはもちろん、英語を解さない人間でも(なんとなくこんなことを言ってるな…)と理解できるレベルの言葉でゆっくりと語りかけてくれる。プレゼンさながらの凛とした立ち姿に心を打たれた。この人のファンでいるだけで自然と背筋が伸び、教養が深まり、聡明な人間になれるんじゃないか?と錯覚するレベルである。

 

本編を見ながら思ったのは(デビューが早いって素晴らしい…)ということでした。

早くにデビューできればできるほど当然ファンは長く楽しめるし、芸事を磨き絆を深め、トップへ駆け上がっていく猶予期間もそれだけ長くなる。“Sexy”を名乗るには早すぎる子どもばかりのグループだと思っていたのに、気づけばうっかり魅了されてしまっているし、そんな彼らがまだ20代前半、マリウス葉さんに至っては18才になったばかりで、輝きを増していくのは今まさにこれからだという事実が、もう希望としか思えませんでした。

ラストの挨拶でほとんどのメンバーが触れていた「3人+2人時代」の悔しさ*4など、逆境や理不尽を嫌というほど味わったであろう彼らにも5年という月日が経ち、それでも今まだ20代前半。若さと時間がたっぷりあってこれから軌道に乗っていくであろう彼らを見て、なんとなく取り返しのつかないような一抹の不安とうらやましさを覚えながらも、とっても楽しい週末を過ごすことができました。他にもおすすめがあったらぜひ教えてください、セクシーサンキュー!(一度は言ってみたかった)

*1:そんなことはない

*2:ググってみたら省略された歌詞がさらに過激だった

*3:彼曰く「ブルーオーシャンをかき分けるセクシーモーゼ」だそうだ。なるほどわからん

*4:こればっかりは触れるかどうか迷ったけど…

いつか目の前 たどり着けたら

以下、ここ数日の心の動きをメモしておきます。自分のために。

その週刊誌報道を知ったのは4月12日、ちょうど仕事を終えて家に着き、ふっと一息ついたタイミングのことでした。なんだなんだうちの渋谷をいきなり標的にしてきたか、と。あのときは文字通り何の心配もしておらず「下ネタが嫌いって何~(大爆笑)」ぐらいのテンションで、そのうちラジオでネタにしてきたりして~とか思ってて。タイムラインの雰囲気もわたしと似たような感じでした。全然ぐっすり眠れたし。

初めて (あれ?) と思ったのは翌13日午前。仕事しながらチラッと見たYahoo!のトップに出てたんですよ。くだらないガセネタのくせに。見出しは確か「関ジャニ渋谷脱退か 週刊誌報道」みたいな感じだったと思うんですけど(うろ覚え)、くだらないガセネタにしては大きく取り上げるもんですから、ほんの少しだけ胸騒ぎを覚えました。午後からは周囲の人間にもチラホラ聞かれました「すばるくんやめちゃうの?」と。やめませんよと即答しつつ、頭の中では、彼が関ジャニ∞をやめるはずがない、その根拠となる過去の発言やエピソードをたくさん思い出しては心を落ち着けるなどしていました。

その後サ●●ーが「緊急会見」なる不穏なワードを持ち出してきたのは14日だったと記憶しています。正直この時点でわたしの精神状態は「明日15日を乗り切ればガセ確定、大丈夫だ」と必死で自分に言い聞かせるまでに悪化していました。深夜0時にOAされたスバラジはまったくもっていつもどおりで、アイドル離れした規制音トークの連発に「ほれ見たことかフ●●●ー!」と得意顔になってみたりもして。ところが直後ANNのほうに戻ってみると、大倉くんが声を震わせながら最後の曲紹介をしているではありませんか。曲目は『LIFE~目の前の向こうへ~』。一瞬だけ鳴りを潜めた心のざわめきは再び大きくなり、寝つこうにもそれはずっと鳴り止みませんでした。

土曜から日曜朝にかけてはメールを見るのもタイムラインを覗くのも嫌でした。朝起きたらもう世界が変わっているかも知れないと思ったら、寝るのも起きるのも怖くて。あの大倉くんが涙声だったこととか、一番不安なときに限って自担のWeb連載がいっこうに更新されないこと*1とか、あらゆる不安要素を心の中で勝手に関連づけてしまう自分が心底嫌いで。言葉では否定しながらも何かを予感していたのかはよくわからないけど、言い表せない不安と恐怖が肌に纏わりついた1日は控えめに言っても超しんどかったです。

15日は朝10時過ぎに起きてまずメールをチェックし、その見出しに(ああ…)と思いました。長年のジャニヲタの勘じゃないですけどやっぱりもう文面でわかるんですよ、おそらく良い知らせではないだろうと、この時点で覚悟したんです。タイムラインの人たちもやはり一様に動揺してはいたけれど、よからぬ噂を否定するための動画なんじゃないかとか、海外ツアーを発表するんじゃないかとか、ポジティブな言葉もまだ飛び交う余地があって。それでも生まれ持ったマイナス思考はもうわたしに楽観視することを許してなどくれませんでした。10時40分。あと20分できっと色々なものが崩れてしまう。

そして迎えた11時。当然のアクセス集中にイライラしながらも数分後どうにか表示されたそのページはやっぱりシンプルで、でも思ったよりもずっと縦に長くて。中身は全然シンプルなんかじゃありませんでした。「袂を分かつ」なんて松原.の間に決してあってはならない言葉をはじめ、全メンバーの言葉をじっくりと読みながら、彼らが心から納得した上ですばるくんを送り出すことを決断するには、おそらくあまりにも時間が足りなかったんだろうなと思いました。そこから先はだいたいツイッターを見てのとおりです。関ジャムが始まるまでほとんど一日中タイムラインに張りついて、ひとりで頭を抱えて、またタイムラインを見て、LINE通知をオフにして、という感じでした。

 

長くなりすぎました。ここから本題です。

いつものぎょろりとしたあの大きな目を会場に泳がせたすばるくんが、目の前の記者ではなくテレビの前のおたくに向かって、ゆっくりゆっくりと語りかけるように退社の意向を伝えてくれたとき、こんなときでもすばるくんはすばるくんだ、と思い、パニックを起こした心が少しだけ鎮まるような思いがありました。

メンバー個々の発言もそれぞれ悲しいぐらい彼ららしいんです。子どものように泣きはらした目で、それでも泣いてない!と言い張る横山くん。そんな彼が泣くときだけは決して泣かず、平静を装う村上くん。怒っているようで笑っているようでやはり沈痛な表情をしているまるちゃん。すばるくんに誇れる自分たちでありたいと、高い志を掲げてみせた亮ちゃん。オタクの聞きたいことを全部代弁してくれた上で、でもやっぱり嫌で、壇上でも若干むくれていた大倉くん。会見には来れなかったけれど彼の性格をきちんと理解し、そっと意に寄り添った安田くん*2。各々がそりゃもう必死に、しつこいぐらいにすばるくんを引き止めて、それでも本当に本当に本当に、本当にだめだったみたいです。彼らの言葉をもってしてもだめなんだとしたらもはやオタクなんてのはあまりにも無力。それを受け入れるにせよ受け入れないにせよ、逃れようのない現実はわたしたちの元に届けられてしまいました。

他メンバー担のわたしなんかが言うのもあれですが、すばるくんは残酷なぐらいまっすぐで、とにかく嘘のつけないお方です。みんなが認めているとおりびっくりするぐらい人見知り*3でとても不器用だけれども、そんなところが人間くさくて、愛されていて、だから常にグループの中心にいて。彼のことを大好きなメンバーたちに囲まれているときのすばるくんはとっても幸せそうでした。身体は小柄だけど誰よりも懐が深い彼が、関ジャニ∞とメンバーの精神的支柱を担う存在であることには、今でも疑いの余地はありません。

関ジャニ∞を家族にたとえるとしたら、ヨコヒナがお父さんお母さんで、年下組が4人きょうだい。じゃあすばるくんは?というとき、わたしはいつも「おじいちゃん」とか「飼い猫」を思い浮かべます。自由気ままにふるまうけれど家族みんなの心のやわらかい場所を知っていて、そこにさりげなく寄り添ってくれる。唯一無二の存在です。そんな人がいつかいなくなったらどうしよう?なんて、正直わたしは土曜の深夜まで考えもしていませんでした。そして彼の脱退が現実となって押し寄せてくる今このときも、すばるくんがいない関ジャニ∞をうまく想定することができません。

だってさ、歌をどうすんのよ。よりによってうちのメインボーカルが抜けちゃうんだよ。替えの効かない歌声を失うことはパート割の変更だけじゃ済まない問題じゃん。そういえばバラエティはどうなるの。言っていいこと悪いことの微妙なラインを見極めて、あんなに痛快なパワーワードを投げられるアイドルを、わたしはすばるくんの他に知らない。クロニクルのおもしろさは半分ぐらいすばるくんにかかってるとこあったじゃん。これから出るアルバムは、ツアーは、15周年は。関ジャニ∞はこれからどうなるの。なんだかもう全然わからなくて、まだ一滴も涙は出てきません。

それでも恨みとか嘆きとかそんな感情は全然なくて、もちろん悲しいし寂しいけど、不思議と「ありがとう」の気持ちが今はとても強いです。すばるくんも見送るメンバーも見守るオタクも、未確定要素しかないなかで、安田くんの回復を待つことも許されない不本意なタイミングだったかもしれないけれど、全員での会見に臨んでくれたこと。「脱退します」「残念ですが応援してます」みたいなビジネスコメントじゃなくて、みんながちゃんと血の通った言葉を選んでくれたこと。限られた時間の中でギリギリまで粘り、不毛な憶測だとか批判の余地を残さず、これからオタクが受けるであろう傷を最小限までとどめてくれたこと。関ジャニ∞は「人生の誇り」であり「楽しいことしかなかった、それは一人じゃなかったから」とハッキリ言ってくれたこと。こんなんになっちゃってもわたしの好きな関ジャニ∞を貫き通してくれたこと。この状況で考えられる限りのベストを尽くしてくれた彼らにはもう感謝以外の言葉が出てきません。こんなときまで惚れさせてどうするの、おじさんたち。

 

きっと、たぶん、いや確実に、しばらく情緒不安定な日々が続くと思います。
かつて8人時代の亡霊だったわたしはヲタ卒と出戻りを経てどうにか転生を果たしましたが、ひょっとしたら7人時代の亡霊と化す日が来るかもしれません。それでも6人になってから勢いを失ったよねとか、すばるはエイト抜けたの間違いだったんじゃね?とか、好きになった人たちについてそういうことを言われるのは絶対に絶対に絶対にいやなので、これからもわたしはわたしのできうる範囲で7人と6人と1人を可能な限り長く見守りたいし、そのためにもぐるんぐるんと経済を回したいのです。明日は “うるせえ放っとけ” オーラをムンムンに放ちながらがんばって働いてやろうと、そんな決意を今夜はここに残しておきます。

*1:背中を強く打って入院されていたようです。お大事に…

*2:今日のことを永遠に重く引きずってしまわないといいな、と切に願う

*3:英語圏での生活が今から心配です

わたしが選ぶ「ジャニーズ楽曲大賞2017」

あけましておめでとうございます。
相変わらずの遅筆ですが今年もマイペースに更新してまいります。

さて、ジャニオタの新春恒例イベント「ジャニーズ楽曲大賞」。非公式イベントながら今回も18,000人以上の参加があったということで*1わたしも参加を毎年楽しみにしているのですが、今年は「あとで書き足そう」と思っていた投票コメントをうっかり忘れて期限を迎えるというミスをやらかしたので、反省を込めてブログをしたためることにしました。エイト尽くしのセレクトとなってしまいましたことあらかじめご容赦ください。

 

楽曲部門 5位 「Traffic」 関ジャニ∞

遥か先にあるそのゴールまで 握るステアリング離すわけもなく

錦戸さんのつくる楽曲は、ストーリーや起承転結が強く意識されているところが好きです。TokyoholicやYour WURLITZERなどにもいえますが、最高にスタイリッシュな歌詞がありながら、たぎる野心を隠さないしポリシーが揺るぎない。単にカッコよくてオシャレなだけでは終わらせず読者の心にいつも深い爪痕を残していってくれる。まるで錦戸さんの生き様そのものじゃないかと思います。

ちょっとイキっててスケベなお兄ちゃんが送る「渋滞あるある」を、最後にはグループや自身の展望と絡めてきちんとまとめ上げるのはすごい才能です。旬という名の賞味期限と闘いつづけるアイドルたちの「予想時刻からまた一分 delay」は“一年”とも“十年”とも解釈可能で、事務所内でも中間管理職的ポジションにさしかかる彼らならではの「焦り」まで窺い知ることができます。斜め前を走るハコスカ、握るステアリングなど細かな風景描写にも深読みの余地がたっぷりと散りばめられているのは、錦戸さんの類まれな表現力の成せる業。安田くん・すばるくんとは毛色の異なる彼のセンス、2018年以降さらに高く評価されてほしいです。

 

楽曲部門 4位 「Street Blues」 関ジャニ∞

ひとつ うなづいてくれないかい? 言葉を飲み込んで
揺れる心も身も預けて
瞳を合わせた

えっと、夜用美容液かな?

失礼いたしました、Street Bluesの話です。歌詞34行のうち実に10行が安田くんのパートという、オタクにとっては何とも贅沢な一曲。2017年の安田くんは舞台『俺節』を経験したことで、もともと定評のあった歌唱力と声での表現力にいっそう磨きがかかりました。実はStreet Bluesこそがその証明であり、象徴ではないでしょうか。

「呆れるほどに俺だけを好きにさせてもいいよね?」の一行からハッキリと読み取れるように、Street Bluesくんは百戦錬磨の手練であります。こんなふうに歌ってはいても既にこの時点できっと彼の中にゴールはちゃんと見えていて。いくら飲んでも酔いを顔に出さない安田くんにはつくづくぴったりの曲だなと思います。テレガイアルファの山田回をお買い上げの方はこの曲を聴きながら該当ページを開いてみていただけると、翌朝の化粧ノリが変わってくるかと思いますのでぜひお試しください。ちなみに余談ですが、今晩だけどうにかさせるのが得意のStreet Bluesくんが奇跡の人を見つけてしまった曲がMerry Go Roundだと思って2曲つづけて聴くとけっこう萌えます。

 

楽曲部門 3位 「JAM LADY」 関ジャニ∞

ミッションこなした我々は代表
日本 明日 アゲアゲだ 最高!

ジャム札幌で心に押し寄せたあの誇らしさを絶対に忘れたくないがための3位。自担よありがとうの意を込めてランクインです。この曲に深い思い入れを感じる理由は過去記事でも少し触れたので割愛しますが、 オゲレツ or OK? LET'S? の無礼なタラシが暴れまわる中、さりげなく日本の未来まで背負っちゃうところは結構好きです。

 

楽曲部門 2位 「DO NA I」 関ジャニ∞

イイトコなしのEveryday 助け出すぜ かならず
長い月から金の出口のない その迷宮 Take You! 迷宮 Take You!

正直ドナイは関ジャムのセッションを見るまでピンときていなかったのですが、7人全員がそれぞれ主役を総取りできる曲だと気づいてからは、同アルバムでも特にリピートした1曲かもしれません。パート割りというべきかセリフの割り当てというべきか(技術的な部分に言及するのは素人なので気が引けますが)とにかく蔦谷神&いしわたり神の深い理解と愛情のもとに作られていることは明白で。外部のアーティストが彼らの個性やバックグラウンドと向き合って生まれた曲は過去にもいくつか存在しましたが、ドナイに関しては作り手・歌い手・聴き手の距離感が今までになく密接だった一曲といえるのではないでしょうか。

もちろん歌詞も大好きです。わたしはひねくれオタクなので「毎日大変だけど一緒にがんばろう、僕がそばにいるよ」なんてなことを言われても、いやいや君どこにも居ないじゃん!って思っちゃうんですけど、ここでの彼らはできもしない大口など叩きません。どこにも出口のない日常から必ず連れ出してくれる完全無欠のヒーロー。彼らとドナイとペコジャニのおかげで、アンニュイな月曜日がずいぶんマシになったのはここ数ヶ月の話です。

 

楽曲部門 1位 「Tokyoholic」 関ジャニ∞

Why are you so mean to me?
そんな上から見んなやこっちも必死なんじゃ

エイタメコンは2016年にしか入っていないので、わたしの中ではなんとなく「2016年の曲」というイメージが根強く残るのですが、それでも音源化が決まったときの高揚感といったらありませんでした。たしか2017年1月1日になった瞬間にサイトで情報解禁でしたっけ。最高の年明けかよ…勢い余って年越すわ……。

日本語全般にやや難のある(ド失礼)(かわいい)安田くんが手がけるのはどこかトリッキーで癖になる楽曲。それに対し、錦戸さんの楽曲は得意の言葉遊びが存分に生かされていて、ライブで初めて聴いてもちゃんと耳に残る。分かる人だけがクスッと笑えるポイントも多い。わたし自身聴いて心が躍るのは自担の曲ですが、好みはいつもどちらかというと錦戸さんの曲だったりします。単純な好みや手法の違いか、あるいは双方が意図的にアプローチを差別化してきたのか。真相はヤンマーのみぞ知るところですが、彼らの対称性が関ジャニ∞の可能性を年々広げているように感じますし、ここにすばるくんも入れたらもう最強。事務所屈指のクリエイター3名を擁する関ジャニ∞、2018年も向かうところ敵なしです。

 

ちなみに未音源化部門の1位は「俺節」、MV部門は「応答セヨ」、そして現場部門は最後までジャムと迷った結果、やはり「俺節」に投票しました(俺節については2017年の現場を振り返った前回記事にて詳しく話しておりますので、もしよかったらご覧になってください)。今回の投票結果は1月末に発表とのことですのでおとなしく正座で待機しようと思います。最後までお読みくださりありがとうございました!

*1:横アリまるごと埋まっちゃう!

今年入った現場まとめ

どうも今年はもう現場がなさそうだということで、早いとこ総括に入ります。わたしはお茶の間とテレビ誌とDVDをこよなく愛する引きこもりタイプのオタクでありまして、例年であれば総括の必要がないぐらい現場数は少ないんですけど、2017年は運と勢いで入った公演がやや多かった気が。来年のツアーはいつになるだろうな…自担のソロワークはあるのかな…関ジャニ∞を好きでいる限り、いつまでも楽しみは尽きません。

 

1. If or … IX

ずっと行きたい行きたいと思っていながら機会に恵まれず今年はじめて当選。まさか行けるとは思わなかった。「村上さんがあらゆるものに扮する」という前提以外にあえて事前知識を持ち込まずに入ったので、冒頭からいきなりふわもこルームウェアに身を包んだ信子ちゃんが登場したときはひっくり返るかと…。シンゴスの肉体美にニヤニヤしたりセンセイの授業の笑点みに感心したりしてるうちにあっという間にカテコへ。ほんとラフな私服姿で出てくるんですね驚いた…「あっ大丈夫ですよ! 僕は出家しませんから!」というブラックな時事ネタも飛び出したり、特定のブランドの黒いバッグがほしいとお母さんにせがまれて買いに行った*1はいいけど欲しいサイズがわからなかったから黒いやつ全部送ったとか、サラッとすげーこと言ってんなこの人!つえぇ!って何回も思ったり。MCモードとはまた違う村上さんの人となりが目の前からダイレクトに伝わってくる機会って滅多にないので本当に新鮮でした。こんなにおもしろい人がそばにいたら、そりゃオタクもメンバーも大御所おじさんもみんな彼のこと大好きになっちゃうよなぁ。

 

2. コメディ・トゥナイト!

こちらはTLで「内博貴さんがヤバい」と聞いて衝動的に入った舞台です。もともとはブロードウェイ・ミュージカルだそうですがお江戸調にリメイクされたゴリゴリの喜劇。新橋演舞場の3階席だと3,000円台でサクッと見られるんですね。愛之助さんファンの奥様方に囲まれつつ、オペラグラス片手に比呂*2を舐めまわすように観察。急に予定が重なってしまい本当は途中退出する予定だったんですけど「あ~ これは無理~!」と思って結局最後まで見ちゃいました。エイト時代のヘタレベイビーな感じが好きな人は絶対に好き。ピュアでドリーミーでハチャメチャにかわいいただのピヨピヨ5才児ちゃんでした(語彙力)。なのに中の人はハチャメチャに顔が美しくてハチャメチャに歌がうまいんですよ無理しんどい。内くんを生で拝見したのは2008年の冬ぶりだったと記憶してるんですが、約10年の間にアイドルの歌声から舞台役者の歌声に見事な進化を遂げていて、ああエイトに流れたのと同じだけの時間をこの人も懸命に生きてきたのだな…と改めて実感した次第です。\3周目~!/

 

3. 俺節

  • 6月1日 夜
  • 6月10日 昼
  • 6月16日 昼(TBS赤坂アクトシアター)

正直こいつをどうにか消化したいがためにこの記事を書いています。明け方の情報解禁から極度のチケ鬱、そして初日に向けて徐々に高まっていくオタクたちのテンションなど…「自担の舞台主演」にまつわるひとつひとつの喜怒哀楽を丸ごと体験できたのは、出戻りオタクのわたしにとって実は今回が初めてでした。

作品を語る上でもっとも外せない、核心と呼べるシーンといえば、野外コンサートでのコージとテレサの再会です。ジャニオタも真っ青な民度プラギャオタを圧倒し黙らせるテレサの歌声。ステージのど真ん中から、客席の片隅から、それぞれ届かない手を懸命に伸ばすコージとテレサ。声にならない声をあげ、離ればなれになってからの感情をすべて分かち合う二人。このへんになるともう涙でまともに舞台上が見れなくなってるんですが本当に美しくて悲しくて、どこか狂気にも似た、とても不思議なひと時でした。
やがて雨脚はどんどん強まります。雨に濡れたマイクは時折ブチブチと音を上げ、コージの歌声も時折こもって響きました。中にはマイクが壊れてそのまま地声を響かせた公演もあったと聞きます。なんなら完全に故障させたってかまわないと、演出の段階でそこまで狙っていらっしゃったのなら、わたしは福原さんに足を向けて寝られません。

さて、舞台当時の安田さんは「関ジャニ∞の安田くん」「安田章大(32)」「海鹿耕治」3人分のエネルギーを1人の身体でシェアして生きているようでした。ふっくらと艶がかっていた彼の頬はいつの間にか影がさすほど痩け、ぶかぶかのトランクスからのびる脚はひょろりと頼りない。日々どれだけギリギリのところに立たされているのかと、幾度となくゾッとしたことを覚えています。
彼の身体の何割かを借りて生きる「コージ」は、あの1ヵ月と数日の間、少しずつその割合を広げているようにも見えました。瞼まで覆うかのように黒々としたコージの眉毛を歌番組で目にするたび、そのうち「安田くん」さえコージに乗っ取られてしまいそうで、心底恐ろしかった。でも、そこまで覚悟の上でやり通せる安田くんが真ん中にいたからこそ、俺節は多くの人にとって忘れられない作品になりました。

他のキャストさんとの付き合いで訪れたであろう、演劇界のそうそうたる面々。安田くんのことなどほとんど知らなかったはずの人たちが不思議とみんな彼のファンになって帰っていく。公演が終わるたびに彼らの感動と興奮に満ちたツイートがタイムラインに流れてきて、何度も何度も誇らしい気持ちで満たされたことを思い出します。安田くんのキャリアがこの先何十年も続くとしたら、後世のオタクたちは彼の歴史を「俺節前」と「俺節後」で大別するようになるかもしれません。千秋楽から半年が経とうという今もなお彼と彼にまつわるすべてに影響を与えつづけている、そんな作品だとわたしは思います。

 

4. 関ジャニ's エイターテインメント ジャム

  • 7月15日(札幌ドーム)
  • 8月15日(東京ドーム)
  • 8月16日(東京ドーム)

まさかの2部構成、やられたな~!の一言でした。オープニング段階でうちわ下ろせって言われたときは思わず友人と「おい~!なぜ買わせた~!」とか言っちゃったぐらいには騙された。いい意味で。札幌では緊張のためか(?)純粋に楽しみきれなかったバンド曲たちも、東京公演では安心して楽しめたので10億点です。いいアルバムにはいいツアーが宿るんですかねえ。どこを切り取っても文句なく素晴らしかったし、これまでのツアーと比べても構成のひとつひとつに確固たる意図が感じられ、とことん洗練されたエモさ100%のセトリにため息がこぼれるばかりでした。

今回のライブでは初の試みをすると頻りに発言していたメンバー。まさかこのままバンド一本で突き進むつもりか…いやいやそんなはずは……とモヤっていた矢先、JAM LADYの「ワ~オ♡」で完全に頭がバカになりました。解釈によっては実質1曲目みたいなものですから、安田くんのおたくとしてはこれ以上ないぐらいのご褒美をもらったような感覚です。もし彼が「安田担だけがもらえる会員特典」を何かわたしたちに贈ってくれているとしたら、おそらくああいう瞬間なんじゃないかなぁ。だからあの曲をくれた自担には感謝しかないです。これからもあの興奮を定期的に感じていきたい。

そういえば、わたしはノスタルジアを踊る年下組を見るたびに「ペンローズの階段」のようなものを不思議と思い浮かべてしまいます。数学なんてド素人のわたしですが、太古から伝わる美しい数式とか黄金比率を見ているような、そういう感覚です。身長差・年齢差・個々の関係性がなんとも絶妙にプログラミングされた彼らは、三馬鹿の世界一美しいトライアングルに負けず劣らず完璧な構造になっていて。運命とかそういう重たいものは全部三馬鹿が背負ってきたとばかり思っていましたが、意外と年下組も静かに何かを背負ってきたのかもしれません。

そして本編ラストは「青春のすべて」。先ほどのJAM LADYとはまるで趣の異なる柔らかなピンク色で彩られたステージ。その真ん中で「君に出会えてよかった 僕は明日を生きている」なんて歌われた日にはどうすればいいんだ…… 己の奥に眠っていた深読みの血が目を覚ましそうになる神々しい演出でした。個人的千秋楽となった東京16日は安田くんが自身のソロパートで透き通る一粒の宝石をこぼし、目をしばたたかせる一幕も。よきライブのよき締めくくりでした。ありがとう関ジャニ∞…(合掌)

 

イフオアに始まり内くんの舞台、俺節、そしてエイタメジャム。冒頭でも言ったとおり今年はこれでも割とがんばったほうですね。オタク的にはほんと一般的な域を出ないぐらいの場数だとは思うんですけど今までが年間1~2公演だったので…毎回めっちゃくちゃ楽しいはずなのになんかどっと疲れたりもするんですよ。せっかく楽しくても体力気力がついてこないんじゃ完全にもったいない。だから趣味に対する熱量とその調節法を、見失う前に一回立ち止まって考える必要があるなとずっと考えていた1年でした。一生の趣味としてモチベーションを長く維持するためにはやっぱもう少し意識低めの参戦ぐらいがちょうどいいのかもしれないなとか。おじさんたちが海外行くぞ!っていうんならついていってみたいけど体力が不安だな~とか。でもまた自担があんな舞台をやってくれるんだったらいっぱい入って見届けたいんだよな~~~~!!!*3とか。自分が本当に見たいものをきちんと考えて、そのために今はエネルギーを貯めておくっていうのも悪くなさそうですね。またしばらくはお茶の間で、年末年始を走り抜けるおじさんたちに沸く日々を楽しもうと思います!

*1:「ヤスってすごいで、あいつ画像見せたらすぐどこどこのブランドやなって言うねんで」

*2:内くん演じる薬問屋の一人息子

*3:オタクの欲深さがすぐに芽を出す