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my story, your story

今出来る楽しい事をしようよ それを恋と呼ぼうよ

赤西くんとわたし

今から11年ほど前、わたしは赤西仁くんの担当でした。

当時のKAT-TUNはとにかくチャラさ全開、ムチャクチャに遊びまくってるのがテレビの前の中坊にまで伝わってくるぐらいの、むせかえるような若さと色気とが印象的で。この世界で俺様がいちばんカッケー感というか。その筆頭たる赤西仁のずば抜けたカリスマ感がわたしはたまらなく好きでした。何より、彼のあの透き通るような、アイドルらしからぬ歌声が好きでした。あの人気と歌声を超えられる子は今後もきっと現れないだろうと今も思っています*1

さて、当時のJr.の中では圧倒的な人気を誇っていた赤西さんは、ごくせん2やanegoで知名度を爆発させて以降、すこしずつ表情が乏しくなってきているように感じられました(あくまで主観です)。この頃から何らかのフラストレーションを感じていたのだろうか?などという不毛な推測は控えておきますが、歌えば世界一かっこよく、喋れば世界一アホ。そんなギャップに惚れ込んでいた当時のわたしにとって、彼の様子に違和感しかなかったことは事実です。はてどうしたものかな...と考えているうち、関西からお越しの安田章大くんにすっかり心を射抜かれ、それから今日にいたるまで、わたしは元赤西担の安田担として生きてきました。

 

すっかり前置き、という名の自分語りが長くなりました。

そんなわたしですが、このたび縁あって11月9日に幕張メッセにて開催された Audio Fashion Special in MAKUHARI に参戦できました。今はライブ帰りの京葉線にて、スマホ電池切れの危機と戦いながらこの文章を綴っています。

 

11年ぶりに目の前に現れた彼を見た最初の感想は「ああ、こういう輝き方もあるんだ」というひと言でした。つばの大きなハット、ぶかぶかと大きな白のシャツ、ゆるめのデニムからのぞく足。まるで私服のような、極めてシンプルな服装なのに、細部まで赤西仁らしさが成り立っている感じが素敵で。彼が言うところの「前世」に象徴的な羽根やファー、スパンコールも、何ひとつなかったけれど、ステージに立つ赤西仁はとてもまぶしかったです。

今回の幕張は独立後はじめてのアリーナ公演とのこと。既定のレールに乗っかって生きるよりも、ステージの規模はきっと一回りも二回りも小さくなったはず。赤西仁は必ずやジャニーズの天下を取ると当時疑わなかったわたしは、会場入りした瞬間に一抹の寂しさを覚えましたが、それでもプロジェクションマッピングやレーザーを張りめぐらせた空間演出はさすがの一言でした。客席との距離感がこれまた絶妙で、毎分毎秒繰り広げられる彼の小ボケに会場全体が笑い、時にあきれ、とことんあまやかしている。相変わらず俺様丸出しな仁くんによる自由気ままなコミュニケーションが心地よく、会場の規模を上手に生かしているなあ...という印象でした。

 

前世の彼が、客席をからかうように囁いた「愛してるよ」の言葉を、今でも時々思い出します。

当時の彼はまぎれもなくアイドルの姿をしていましたが、考えてみればあの頃から、アイドルなのかエンターテイナーなのか、そんな言葉で括ってしまってよかったのか、よくわからないっていう部分が確かにありました。

今日わたしが見た限り、今の彼はもはやアイドルではありませんでした。仁くんのことを大好きなはずの観客でさえも、今やそんな目では彼のことを見ていないなとも思いました。なんせMCをケイボさん*2に任せてひょこひょこトイレに行っちゃうし、人が話しているときでもゲップが出ちゃうし、えっちなポールダンサーを見たいがため我々に背中を向けて歌ってしまうし。気の向くままゆるゆるとアホなおしゃべりをして、観客はまたそれを笑って甘やかすという構図。手づくりのうちわもキラキラのファンサもボール争奪戦も見当たらないけれど*3、ただただみんなが幸せそうにしている空間がそこにはありました。

 

公演のラスト、口下手な彼は「これからもなんとなく上を目指していきます」と、不器用なそぶりでぼそぼそ語ってくれました。わたしは純粋にそれを「あ、いいなあ」という思いで受け取りました。だって言われてみれば、上を目指すからといって別に全力疾走しなきゃいけないなんて決まりはないからです。逆に仁くん本人がそんな感じなので、わたしもなんとなく好きでいるぐらいのラフな感じでも大丈夫なのかな?と。11年ぶりの赤西沼へ再ダイブする可能性に少し身構えていた心が、ふっと楽になったような気がしました。

まあそんなわけで、てにをはの使い分けも怪しい、柑橘類がなんなのかもよくわかっていない、このあまりにも愛おしすぎる32才児を今後もゆるっと応援してみたくなり、終演後にJIP's入会カウンターでまんまと入会費6,000円を支払ってしまったというお話でした。もっとも、ここまでダラダラ述べた動機など全て後づけで、実際はほとんど衝動的に手が動いてしまっていたのですが。

 

たぶんこれから寝て起きれば、わたしは完全にエイト担としての日常に戻ってしまうでしょう。エイト以外の何かをエイトと同じぐらい好きになれるほどわたしは器用なひとじゃないので、きっと仁くんのことは限りなくゆるく応援していくことになると思います。そういえば本入会のメールがまだ届いていないのでうっすら不安ではありますが...これからはJin's Important Peopleの一員として(!)、ゆるっとふわっと、赤西沼を漂っていけたら幸せなことだなあと考えています。

*1:もし有望な子がいましたらこっそり教えてください、全力で推しに行きます!

*2:お噂はかねがね伺ってましたが可愛いですね、彼

*3:あるのかもしれんけど