my story, your story

今出来る楽しい事をしようよ それを恋と呼ぼうよ

自担が泣いていたと聞いてホッとしてしまった話

今さら振り返るようだけど、2016年ほど己の「ジャニヲタ力」みたいなものを試された年はなかったように思う。

昨年末わたしは、彼らアイドルたちに永遠なんてものを求めるのはやめてしまおうと心に決めた。これからも、どんなグループにも例外なく終わりは訪れる。わちゃわちゃと和やかな雰囲気も下積み時代の苦悩も、デビュー前からの尊いコンビ愛も、やっぱり基本的には作り物だと思うことにした。本当はもっと全部ビジネスライクで淡白で、いつかはその役目を終えてしまう。これぐらい諦観しておかないと、大好きな人たちの身に何かどうにもならないことが起こったとき、たぶんわたしは耐えられないなと危機感を覚えたのだ。最低最悪で致命的な“終わりの日”のシナリオを、常に頭のどこかに置いておけばきっと必要以上に傷つくことはないはず。そうやって、予防線をいくつもいくつも張る毎日が続いていた。

だから新年会の映像*1で7人がこの2017年の抱負をまじめな顔して語り出したとき、グループを終わらせないことはもちろん、これから更なる高みを目指そうとしているのが伝わってきたから、ひたすらありがたいなって気持ちで胸がいっぱいになった。一方、グループが何らかの不調をきたしていた時期に安田くんが涙を流していたと知り、なぜかホッとする自分にも気づいた。涙の真相が気になる以上に、わたしは自担の涙に安堵していたのだ。

 

これは我がことながら不思議な感情だった。
このご時世に自担が泣いてたとわかれば、本来わたしのようなモンペは居ても立っても居られなくなるはずなのに。

 

関ジャニ∞はこれまでたくさんの荒波を越えてきたと聞く。けれども8周年以降の彼らはそれをほとんど表に出してこなくなったし、表に出さなければわたしたちオタクごときには事情なんて知るよしもない。安田くんが泣いていたというその具体的な時期や動機など、どんな熟練オタクにだって特定できっこないはずだ。

個人的な感情なんか全部隠して、いつでもムラなく隙なく全力で魅せてくれる。それがわたしの好きな安田くんであって、安田くんもそういう自分の性格を誇りにしていると思う*2。どんなに作り込まれたパフォーマンスだったとしても、血の通った一人の男*3が見せてくれるものには違いないから、オタクはその舞台裏をどうしても覗いてみたくなる。いじわるな人はどこかに粗を探そうとするだろう。そして幸か不幸か、安田くんというアイドルの舞台裏での葛藤がわたしたちの前に晒されることは、意外にもほとんどなかった。

だから彼にしてみれば、大倉くんの暴露*4はひょっとしたら少しだけ不本意だったかもしれない。せっかく上手に隠してたのになあって。けれども、これまで見事に隠されてきた“舞台裏の安田くん”の喜怒哀楽をひとかけらだけでも知れたことは、わたしにとって非常に大きな収穫だった。彼もわたしと同じで、時にはどうしようもない気持ちと闘わざるをえない瞬間があるのかな?と、そういうことが知れたから思わずホッとしてしまったのだと思う。

アイドルという作り物を形成するのはまぎれもなく生身の人間だ。ちっとも隙を見せないエンターテイナーも、舞台裏の隅っこでは必死に考えたり動いたり、ときどきは泣いたりしている。何もかも嘘で作り物だったとしてオタクには何もわからないけど、これだけは揺るぎない真実として信じてみたい。ごく当たり前のようでいて全然明かされてこなかった彼の人間くささに、不謹慎ながら(大倉くん越しに)大変ときめいてしまったというお話でした。

*1:「なぐりガキBEAT」新春特盤収録。酔いどれおじさんたちがヘラヘラして最後は泣かせてくる素敵な60分です

*2:2016年9月1日のレンジャー参照

*3:尼崎の工業地帯で育ったふつうの男です

*4:っていうほど大げさなものではないけど