2019年のヲタ活を振り返る

記事を1本書く裏で5本くらい下書きを溜めてばかりいた2019年、カウコンが外れた時点で今年の現場はもうないので、好きなグループの変化、己のジャニヲタ観の変化、今年の現場などについて時系列を追いながらぼちぼち振り返りをしていきます。

 

1~3月

己のツイートを振り返ると、クロニクルSPのあれやそれやで新年早々ザワついてたらしい。こればっかりは表方と裏方の信頼関係や感覚のアップデートにすべてがかかっていると思うし、あまり思い出したくもない話なので割愛する。そんな中、この時期の関ジャニ界隈はトレースとよつ銀に沸いていて、毎週月曜のタイムラインがとにかく楽しかった記憶がある。ああ、すげえ楽しかったな……(遠い目)

個人的な話をすると、なぜかものすごく体調を崩した時期だった。人生で初めてインフルになったり、聴力が一時的に悪化したり、極めつけには内臓の様子がおかしくなって緊急入院までした。安田章大さんの主演舞台『マニアック』を観に行く数日前のことだ。腸って本当に空気の読めない臓器なんですよ。同行させていただく予定だった方に泣きながらキャンセルの連絡をしたのは今でもつらい思い出。その後どうにか退院して自名義で1公演だけ見ることができたが、内容をなにひとつ消化することができないまま今日まで来てしまった。何だったんだあの舞台は。

そして3月、『Crystal』の発売とほぼ同時に例の報道がされた。新曲が出たのに一向にMステに出てこない、そもそもメンバーが揃わないという状況に困惑する日々。地獄のような心境は約半年後まで続くことになるのだが、なんというか、真綿でじわじわ首をしめられるような気持ちだった。ニュースサイトのトップには毎日のように下衆な見出しが躍り、わたしたちは毎日とにかくバカみたいに煽られていた。絶対クリックしてやらねえという強靭な意志だけでなんとか立っていた感がある。最悪の想像は振り切れど振り切れど苦しく、いっそひと思いにやってくれよと叫び出しそうになることも一度や二度ではなかった。

 

4~6月

上のようなことを書いたあとJr.について語ると、なんとなく“易きに流れる”みたいな印象になっちゃうのだが、出会ったのもハマったのも結局のところ偶然でしかないわけです。今さら若者にのめり込むなど我ながらまったく想定していなかったし、そういう人間でさえもあれよあれよと沼に叩き込まれてしまうのが令和ジャニーズのデジタル戦略なので、各位十分に気をつけていただきたい。沼の底からは以上です。

 

7月

夏の訪れとともにヒロムがこの世を去った。所属するほぼ全タレントが何かしらのネタを持っていて、安田さんの器用貧乏さを早い段階から見抜いた一方で、松村さんには焼き鳥を食べるのを禁止したりと、彼らの言動には大なり小なりヒロムの言葉が影響していると考えればつくづくとんでもない爺さんだったのだろう。もうちょっとヒロムの作る世界を見てみたかったし、オリンピックも見届けてもらいたかったなあ。

札幌で十五祭が始まったのはヒロムの死から約1週間後。わたしはとうとう最後まで不安を拭い切れないままだったが、あらゆる答え合わせが済まされた今だからこそ、まるごと「いいライブだった」と思えるようになった。虚無映像から『咲く、今』にかけてのエアポケット的な要素も、今にして思えば大倉Pの優しさだったのかもしれない。過去にも今にも少し先の未来にも嘘をつかずに終わらせてくれた、わたしはそれを6人最後の信念だと受け取っている。後からじんわりと心にしみるライブだった。

 

8月

夏休み真っ盛りということもあり、東京の若い衆が活発に生配信をしていた。特に8月8日の『ジャニーズJr.8・8祭り 〜東京ドームから始まる〜』はたった1,500円で全編見れるとあり、会社を16時に退勤するレベルの気合いが入った。部屋の電気を消し、関ジャニのペンラをつけ、概念としての年越しを楽しんだ。少し前の自分が「割と大勢のJr.の顔と名前がわかるようになる」と聞いたらめちゃくちゃ驚くだろうな…。しかし、推しのデビューが決まったとはいえ全体を通して情緒がめちゃくちゃになる催しであったと思う。水着Jr.の市民プール感には思わず渋い顔をしてしまった。服を着ろ。

推しのデビューは本当に嬉しかったのだけど、せめてもう少し早く出会いたかったという猛烈な悔しさに襲われもした。彼が10年間ランクインし続けたJr.大賞には一度も投票できなかったし、なんかうまくいえないのだけど、結局ここまでわたしは楽しい部分のほんの上澄みしか啜っていないわけだ。思えばエイトだってそれは同じで、わたしは松竹座に行けなかったオタクだし、うっかりヲタ卒したせいでパッチや8周年はまるっとロストしているし、出戻ってみたら彼らはすでに五大ドームを埋められるトップアイドルになっていたので、このコンプレックスは一生引きずっちゃう気がする*1

 

9月

関ジャニ∞について考える側の脳(概念)は、慢性的な疲労と悲しみによって割とボロボロになっていた実感がある。十五祭が終わり、お別れ会も終わって、今週を無事に乗り切れば。今月なにも起こらなければ。6人で紅白を迎えられれば。その頃には安心できるだろうか……と通勤しながらぼんやり考えていた。仕事の合間にふと覗いたTLがまたあの4月のようにざわつきはじめたのは、そのたった数時間後のことである。

本音としては、彼と彼らの決断に納得できるかどうかより、やっと介錯してもらえた安堵のほうが大きかった。本当にごめん。ゲスな記事で飯を食う連中の思うつぼにならないように、リアクションしないようにするのだけで精一杯だった。いざ発表されてみたら、それまでの半年間のほうがよっぽどしんどかった気がする。言いたいことは何でも自由に吐き出せる立場のファンでさえ疲弊しているのだ。20年来の仲間との別れを内々に決め、自由に発言できるプラットフォームを持たない彼らの2年近くにわたる心労を思うと本当につらく、ファンである自分もその心労の一端を担っている事実を突きつけられ、謎に申し訳なくてたまらない気持ちになった。誰かを責めて心を軽くしようにも、登場人物は誰一人悪くないので困ってしまう。

8人でもなく7人でもなく、とうとう6人ですらなくなったおじさんたち。血だらけの手とマメだらけの足、ボロボロになりながらもそれでも前へ歩もうとしている。全員満身創痍、舞台に映画と過密スケジュールの中で47都道府県ツアーをまたやると聞いたときはとうとう狂ったか!と思ったけど、普通にやるだけではダメなんだろうなと察したし、そのへんは割とすぐに飲み込めた。彼らもオタクもみんな狂って疲れて壊れて終わりになっちゃうかもしんないけど、それでも走り続けることを彼らは選んだのだ。素直にすげえなと思う。まあチケットは当たらなかったんですがね……。

 

10月

ジャニーズとしての錦戸亮をタイムラインのオタク総出でしんみり見送った数分後、野生の錦戸亮が復活したのには笑った。さすが浪花の爆速段取りおじさんだ。あの中村監督にMVを撮らせるしたたかな人選もさることながら、ツイートも片っ端からバズるし、インターネットの歩き方を心得たその要領のよさに拍手を送ってしまった。なんかわかんないけどその様子を見ていたら妙にテンションが上がって、たぶんあと何十年後かには地球の裏側で8人集合するんじゃないか、ぐらい強い気持ちになった。

中旬からは安田さんの舞台『忘れてもらえないの歌』が幕を開けた。前作の俺節ですっかり打ち解けた福原さんのもと、顔なじみのキャストや関西の後輩とも息ぴったりの座長。自担は舞台をやるといつもガリガリに痩せてしまうし、それは今回も同じだったのだけど、2年前に比べれば少しは肩の力が抜けたふうに見えて安心した。本作はあらゆる登場人物の心情が非常にきめ細やかに描かれていて、売れない詩人の稲荷、元パンパンガールの麻子、オニヤンマや瀬田、曽根川など、どれも魅力的で憎めないキャラクターばかりだった。特に1幕は全員ノリにノッていて何回観ても新鮮に楽しめた。2幕になると急に雲行きがあやしくなり(救いは…どこに…)と暗澹たる気持ちのまま終演してしまうのだが、大団円のきれいなラストにならないことでむしろ「忘れられないの舞台」になった。印象に残ったセリフをいくつか引用しておこう。

「信じ続けるしかないね。いつだって信じることだけが救いで、結果に救いはないからね」― レディ・カモンテ

「離れ離れになったほうがさっさと思い出にできるよ。大丈夫、何だってセピア色で、古いジャズでもかけとけば良い出来事だったような勘違いができるから」― 麻子

共に過ごした仲間たちの“セピア色の思い出”からも分断されてしまった滝野さんの「忘れました…」温度のない声は今でも脳裏に焼き付いている。

 

11月

10月後半からは大倉さんのWeb短期連載『くらすます』が帰ってきたり、十五祭の円盤がリリースされたり、忘れ歌の大阪公演の合間をぬって地獄の(?)47都道府県ツアーが始まったりと、たちまち目まぐるしい感じになっていった。錦戸さんは錦戸さんで大忙しのようだし、SixTONESもしょっちゅう動画やインスタなどあげてくれるし、雑誌の露出も盛りだくさん*2。毎日ジャニーズを浴びられて非常に楽しかった。これくらい情報量が多いほうが何も考え込まずに済むのでありがたい。金は減るが心は潤う。

19日。『Rough"xxxxxx"』東京夜公演*3SixTONESを初めて生で拝むことができた。ジェシーさんと京本さんのハーモニーは映像で見る6億倍くらい洗練されており「これでまだデビューしてないのはどうみても異常」と6億回くらい思った。そしてMCになると本当にほんっっっとによく喋る。口止まんねぇなマジで。ほっといたら2時間でも3時間でも平気で喋り続けそう。関ジャニ∞の基準でいうとストは間違いなく全員OL認定される。

松村さんは肌の白さと顔立ちの美しさ、腕のたくましさ、足の長さがすばらしい。一定以上の美と色気で殴りつけられるとヒトの脳は簡単にバグるということを身をもって体感できた。ドスのきいた「うるせぇな」が公演中2度ほど出たのはただただご褒美でしかなく、狙い通りまんまと沸いてしまった。仏の安田章大を担当に据えながら推しのうるせぇなを浴びる人生、あまりにもバランスが取れすぎている。

最終週には『友よ』がリリースされた。ずっとこのときを待っていた。これで全部終わるし、またここから始められるのだろうという確信があったから。その根拠となったのがセブンイレブン盤の特典映像『ぼちぼち大切な夜』、通称「ぼち夜」だ。もう序盤の時点でかなり手ごたえがあった。BBQセットと宿泊設備以外何も用意されてないところからして「関ジャニ∞のいちばんおいしい食べ方を知ってる人の作品だ」と思えたし、福山さんの姿が確認できたときは思わず拍手しそうになった。これですよ。2年間これを待ってたんだよ。ぼち夜についてはまた機会を改めて語ろうと思う。

 

12月

追悼上映も含めてなぜか8回くらい通ってしまった『映画 少年たち』の円盤が発売された。ストーリーも情緒も細かな説明も何もかもすっ飛ばして頭空っぽでジャニーズを浴びたいなら多分これが一番効くと思う。わたしはな、ダイケンを、世界で一番幸せにしてやりたいんだ! 幸せに…してやりたいんだよ………。

安田さんが小指をまるごと鼻の穴に収納する特技を披露した翌日、錦戸さんの初めてのアルバムが出た。わたしは今のところNFCには入会しておらず、不都合でもある“現実”を手に取るだけの体力気力に自信がなかったので、あえて予約はせず店頭で購入を決めようと思っていた。いつものジャニーズコーナーではない「New Release」と書かれた棚の前で少し迷ったのち、Potentialの収録されている通常盤を買うことにした。先行配信で特典映像を見るほどのエネルギーがない自分には、これくらいの距離感が合っていると思う。やっぱりわたしは彼の作る曲が好きだ。

ジャニーズWebが急にぶっ壊れ、関ジャニのオタクが生きがいと曜日感覚を軽く失っている間に2019年も残り10日となった。年が明ければ推したちは世界へ羽ばたき、松村さんは火9でピアニスト音大生役*4を演じる。横山さんは再び月9へ、村上さんはオリンピックの大舞台へ*5、大倉さんのR15映画も封を切られ、丸山さんは時代劇の世界へ。さて安田さんは今度は一体何をしでかしてくれるだろう。今からワクワクが止まらない。乗れる祭りに全力で乗っかりつつもあくまで心は穏やかに、痛みや苦しみとはかけ離れた幸せなヲタ活を目指して邁進していきたい。

*1:あくまでわたし個人の話なので、皆さんはそういうのに囚われず楽しく応援してください!

*2:『後輩の松村くん』シリーズはとても良いのでぜひCLASSY.を読んでいただきたい

*3:ちょうど生配信されていた

*4:すでに沼の気配しかない

*5:この言い方だと出場するみたいだ